出来るフリーエンジニアになるには今よりも記憶力を向上させる

記憶力の重要性

フリーエンジニアに求められる能力の一つとして、「記憶力」が挙げられます。実務スキルを効率的に習得するためには、新しい情報を柔軟に吸収出来る頭脳が不可欠です。記憶力は、エンジニアのあらゆる活動を制御する基板。スカウトされるほど優秀なフリーエンジニアになりたければ、まずは記憶力を高める努力から始めましょう。もちろん人の記憶力には個人差がありますが、訓練によって成長させることは十分に可能です。「もう年だから」などと諦める必要はありません！おすすめの記憶力アップ術をいくつかご紹介しましょう。ぜひ参考にしてみてください。

記憶力をアップさせる方法1：回顧訓練

人間の記憶は、大脳辺縁系の海馬という部分がつかさどっています。筋トレをすることで筋力を鍛えることができるように、脳内の神経回路に適度な刺激を与えることで記憶力を鍛えることも可能です。日常生活のちょっとした空き時間を利用して、いろいろな事を思い出す訓練を行いましょう。今朝食べた食事のメニュー、昨日会った知人の服装など何でも構いません。記憶を反芻して脳みそをやわらかくすることをイメージしましょう。

記憶力をアップさせる方法2：生活習慣の見直し

生活習慣を改めることでも人間の記憶力は改善します。特に重要なのが、睡眠時間です。脳内に一旦保存された短期記憶は、睡眠中に整理されて長期記憶に変わります。つまり、必要な情報を記憶として定着させるためには十分な睡眠時間が必要なのです。生活が不規則になっていると、睡眠時間が削られて記憶の定着の妨げになってしまいます。毎日7時間前後の睡眠時間は確保したいところです。
また、食生活の改善も大切です。人間の脳はブドウ糖をエネルギー源としているため、ご飯やパスタなどの炭水化物をしっかり献立に盛り込むことが大切です。一日3食の食事も重要。どんなに忙しくても朝食はちゃんと取りましょう。

記憶力をアップさせる方法3：「場所記憶法」を活用する

新しいことをすぐに覚えられるとっておきの裏技があります。それが「場所記憶法」です。人間の脳には、自然界で生活していた時の名残か、場所に関する記憶が定着しやすいという特徴があります。この原理を利用すれば、どんなものもすぐに記憶から引っ張り出すことができます。
まず、記憶したい対象をビジュアル化し、それを自分の部屋やよく通うお店など身近な場所に配置するイメージを脳内で作り上げます。ぱっと見、できるだけ不自然な映像を構築することがポイントです。イメージが強烈であればあるほど、記憶が鮮明によみがえりやすくなります。記憶したい対象とそれを配置する場所を関連付けるなどの工夫を講じることで、その効力をさらにアップさせることも可能です。